2015年1月24日
1月24日に、昨年9月から取り組んできた学Booo「新しい明治グミの商品開発をしよう!」(ライフデザイン学科 井川 啓 デザイン企画系教授指導)の学生による発表とその講評会を、株式会社 明治の本間昌平デザイン企画部長をお招きして行いました。
この取り組みは今回で2回目となり、昨年は「きのこの山」などのスナック菓子の新開発がテーマだったのですが、今年は現在の「果汁グミ」にかわる新しいグミの開発という課題をいただき、キャリア形成学科、健康栄養学科、ライフデザイン学科などさまざまな学科からグループ、個人合わせて11チームが参加しました。
その中から5つのチームが選ばれ、発表本番に備え幾度もプレゼン資料を見直し、女性が関心の高い美容に着目したもの、無農薬などの自然にこだわったもの、ターゲットを男性に絞ったものなどの商品企画案を発表しました。どのチームもグミの製造・販売元の方の前での発表とあってさすがに緊張した面持ちでしたが、練習の甲斐もあり何とか予定通りの発表ができたようです。
発表のあと、本間部長から講評をいただきましたが、いかに各自が提示したコンセプトの正当性、優位性を裏付ける理由づけがなされているか、そのためのデータ集めなどが充分なされているかという企画提案する上での基本と、若い世代だから発想できる理屈を超えた提案性があるかということを指摘されました。また、実際の製造・販売元だから教えていただける、製造上の問題、コストの問題、販売チャネルにおける現状、ネーミングする際のエピソードなどを聞かせていただき、学生たちは産学連携ならではの生きた学びを体験する機会となりました。
講評後、本間部長を囲んで昼食会をし、会社のこと、採用の際の基準、学生時代の過ごし方などをお聞きし、なごやかな雰囲気のなか、今回の企画課題に対することだけではなく、学生が進路などを考えるうえで貴重なお話もお伺いできました。
本学としても株式会社 明治との取り組みは今後も継続していく予定で、学科を超えた多くの学生が参加し、企画力や問題解決力を養うよい学習の機会になるようにさらに発展させていきたいと思っています。