2014年7月1日
今回も自分で着付ける体験学習、お気に入りの浴衣と帯を持参した人もあれば、実家まで取りに行けなかった、これから買おうかと。。。などの事情により、大学のものをチョイスする人ありと、着付けの始まる前から浴衣や帯の色・柄談義で賑やかな空気でした。メンバーは学部学科もいろいろですが、すっかり仲間意識もできてきたようです。
資料に書いてある手順はもとよりですが、それ以上に大切なのが先生たちのワンポイントアドバイス。布の扱い方のコツや力加減など、「体験して納得」ということばかり。前回の教訓を活かして、「帯は締めすぎたらあかんよ~」の声も掛け合い、今回は全員が帯結びを前から後ろへ無事”回転移動”成功!思わず笑顔でした。着付けができて、みんなの口から一番に出たのが他の人の帯結びへの賞賛でした。
せっかくですので、正座をして”美しいご挨拶の所作”のお稽古へ。「背筋を伸ばして、指をそろえて膝の前で三角形を作って静かに上半身を伏せましょう。。。一、二、三の間(ま)をおいて、顔から上げずに上半身を起こしましょう」とのアドバイスを受け、一同おしとやかにご挨拶。美しい身のこなし、忘れないでほしいですね。
続いては、本学所有の婚礼衣装の見学です。華やかな打掛姿のための一つひとつのきもの・小物などを、資料と現物を観て解説を受けました。「白無垢」「打掛」「本振袖」など現在の和装の婚礼衣装の歴史や変遷、意味、ルール、TPOなど、知れば知るほど魅力的なことばかり。日本人の感性と美意識の素晴らしさを、改めて実感する内容でした。次回は、学生モデルへの婚礼衣装の着付けを見学します。