2018年度 日本の伝統美「和のテイスト」研究会

日本の伝統美「和のテイスト」研究会、5年目になりました !!

2018年5月11日

「和・研」では今年度も世界に誇れる日本の文化に触れ、
その美意識から豊かな感性と教養を身に付けていきたいと考えています。

1回目は4/26のお昼休みに集合、今年度から新たに参加してくれたメンバーとともに、
これからの活動について打ち合わせをしました。


1つ目のテーマは和装(着物)について。
毎年実習しているのが本学所有の
「十二単衣(女房装束)」を用いての着付けの「作法」ですが、
まず最初は身近な浴衣の着付けから学びます。

祇園祭の宵山に間に合いますように。。。



 

 



(昨年の活動の様子)

 

そして、着物の扱いに慣れてきたら、後半はいよいよ十二単衣の着付け(衣紋)へ。
こんな素晴らしい装束に直接触れられる機会は、京都の大学でも稀少。じっくり、しっかりと学んでいきたいと思います。
前年度、右京区の講座でご披露したように、また地域の皆さまにこの素晴らしい伝統文化をご覧いただく機会があるといいですね。

 

 

 

 

 

 

 

2つ目はフィールドワーク。祭礼見学、舞台芸術鑑賞、伝統文化・工芸品の見学などを計画中です !!
京都光華だからこその学びの環境を活かして、どんどんホンモノに触れていきます。

 

 

 

 

 


さらに、好評であった「書(しょ)」の稽古にも
励みたいと考えています。
毛筆・墨による「書」の濃淡・空間の美しさや躍動感を知り、
社会人として身に付けておいてほしい、
「筆で字が書ける」ことをめざします。

 

 

 

 

 

ということで、5/11の第2回目の打ち合わせでは、
早速京都の「三大祭」の一つ、葵祭(あおいまつり)見学についての勉強会をしました。

5/15に行われる葵祭は、賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ=下賀茂神社)
賀茂別雷神社(かもわけづちじんじゃ=上賀茂神社)の例祭で、その歴史は1400余年。
平安時代以来国家的行事として行われ、
「路頭の儀」では500人を超える王朝装束の近衛使代、文官・武官、斎王代をはじめとする女人たちが、
騎馬、輿、徒歩で牛車2基などを従え御所⇒下賀茂神社⇒上賀茂神社へ巡行します。
まさに王朝絵巻と言うにふさわしい壮麗、風雅なお祭りです。
また葵祭に先立って下賀茂神社では流鏑馬(やぶさめ)、歩射神事(ぶしゃしんじ)、
御蔭祭(みかげまつり)、上賀茂神社では賀茂競馬(くらべうま)、
両神社交代に斎王代・女人列御禊神事(さいおうだい・にょにんれつみそぎしんじ)などが行われています。
いずれも千年の都の歴史を感じる厳かな神事です。
当日の見学スポットを伝授しましたので、各自で楽しんできてほしいと思います。

 次回は5/24、浴衣の着付けを始めます。
着くずれしない、爽やかでキリッとした装いになるよう、頑張ります !!