2018年度 読書サークル・ビブリオフィリア

プラトンの哲学書『クリトン』を読み、担当者の藤田のガイドで内容についてのディスカッションを行いました

2018年11月7日

ビブリオフィリアでは、6月にプラトンの有名な哲学書『ソクラテスの弁明』を読みました。
今回の読書会のテーマは、続編の『クリトン』です。

 『クリトン』は、死刑判決が下ったソクラテスを老友のクリトンが見舞うシーンで幕が開きます。
クリトンは亡命の準備が万端であることを告げて脱獄を勧めるのですが、
ソクラテスは「脱獄するのが正しいことかを考えてみよう」と提案して哲学談義を始める・・・という内容です。

 

今回話題にのぼったのは、

・ソクラテスとクリトンの.不思議な友情

・ソクラテスは法への服従についてどういう考えを持っているのか

・そもそも正義とは何なのか

『クリトン』は『ソクラテスの弁明』よりも読みやすく、みんな楽しく読めたようです。

 

 次回は12月半ばに福澤諭吉『学問のすすめ』の現代語訳とカフカの『変身』を読む予定です。どうぞお楽しみに!