2019年度 日本の伝統美「和のテイスト」

前期の活動

2019年7月9日

日本の伝統美「和のテイスト」研究会、6年目になりました !! 

「和・研」では今年度も世界に誇れる日本の文化に触れ、その美意識から豊かな感性

と教養を身に付けていきたいと考えています。

1回目は4/26のお昼休みに集合、今年度から新たに参加してくれたメンバー

とともに、これからの活動について打ち合わせをしました。

1つ目のテーマは和装(きもの)について。毎年実習しているのが本学所有の「十

二単衣(女房装束)」を用いての着付けの「作法」ですが、最初は身近な浴衣の着付けから学びます。祇園祭の宵山に間に合いますように。。。

そして、きものの扱いに慣れてきたら、後半はいよいよ十二単衣の着付け(衣紋)へ。こんな素晴らしい装束に直接触れられる機会は、京都の大学でも稀少。じっくり、しっかりと学んでいきたいと思います。

2つ目はフィールドワーク。祭礼見学、舞台芸術鑑賞、伝統文化・工芸品の見学な

どを計画中です !! 京都光華だからこその学びの環境を活かして、どんどんホンモノに触れていきます。

さらに、毎年「心静かに打ち込める時間」として好評の「書(しょ)」の稽古にも励

みたいと考えています。毛筆・墨による「書」の濃淡・空間の美しさや躍動感を知り、社会人として身に付けておいてほしい、「筆で字が書ける」ことをめざします。

和装はきものや帯と小物の種類、着る際の約束事や組み合わせ、扱い方など、知っておくべきことがいろいろとありますが、基本の知識さえあれば、その人のセンスを活かした組み合わせが限りなく広がる世界です。今や、国際的な場での日本の「KIMONO」の存在感と美しさは注目と憧れの的です。そんなきものという伝統文化に誇りをもって、日本の四季、行事、TPOに合わせ、自分らしい装いができるように、基本から学んで行きたいと思います。

その第一歩として、早速、5/7の第2回目から第6回まで5回続けて浴衣の着付けを学びました。学科によって授業終了時間が異なるため、グループに分かれて活動をすることとなりました。

皆さん、きものを着る機会はほとんどなく、浴衣を着たことがある程度ですが、きものへの興味と憧れはいっぱいで、前年度からのメンバーがリーダーとしていろいろとサポートをしてくれ和気あいあい、今年度も学科学年を超えての学Boooならではの学習ができそうです。着付けのコツもつかんだ様子でした。

とは言え、1回や2回では「体に沿う」和装の着こなしは難しいもの、まず浴衣で暮らす機会をつくって きものに慣れること、同時に美しい身のこなし方も発見できるようになってほしいものです。

次回は7/14フィールドワークを予定しています。洛北の紫野、西陣界隈へ出向き、その地に生まれた伝統文化や史跡を訪ねます。続いて、宵々山で賑わう四条通へ向かい、日本の三大祭である祇園祭の鉾・山と、夏の「設え(しつらえ)」をしてお客さまを迎える京町家の屏風祭を見学したいと計画しています。