2024年1月5日
「失語症サロン」クリスマス会が、若い失語症者の会と合同でにぎやかに開催されました。学Boooのメンバーではない学生2名も、準備から参加してくれました。当事者・支援者・学生みんなで、部屋を飾り付け、クリスマスツリーも飾ります。机を並べて各人が持ってきたクリスマスプレゼントを置く準備もできました。。
学生が、お迎え演奏をする中、参加者がぞくぞくと到着されます。総勢なんと30名を超えました!
当事者の自己紹介からスタートです。考えながら、準備してきたメモを見ながら、一生懸命話される姿に、みんな頷きながら聞き入ります。
そして、学生の合奏(ハンドベル・フルート)です。失語症サロン当日の午前中に練習しただけという綱渡りでしたが、中高校などで吹奏楽部だったという学生が多く、なかなか良い演奏になりました。皆さん方が暖かく見守ってくださり、たくさんの拍手をいただきました。
次はゲームの時間です。3つのグループに分かれて、学生が作ったババ抜きをしました。どのグループもなかなか上がれず、盛り上がったゲームになりました。
その後休憩して、差し入れのシフォンケーキをいただきました。ボランティアの方の手作りだそうですが、プロの味でした。ごちそうさまです!ケーキをいただきながら、折り紙細工に顔を描き入れます。いろいろな顔が出来ました。
いよいよプレゼント交換です。誕生日の早い順に選んで取っていきます。大きいものから小さなものまで、中身が分かりませんので、家に帰って開けるのが楽しみです。
最後は、当事者の方が弾かれるクリスマスソングに学生がハンドベル・フルート・電子ピアノで合わせます。他の参加者は歌で参加します。
楽しい時間はあっという間に過ぎて、みなさん笑顔で帰られました。
以下、学生の感想です。
初参加してみて、みなさんとても笑顔で楽しんでおられたのが1番印象に残っています。今まで失語症の方のお話を聞くなどはしたことがありましたが、一緒にゲームをするなど遊ぶことは初めてだったので、どのように麻痺がある方のサポートに回ればいいのかなど、とても勉強になることが多かったです。中には府外から参加されている方もいて驚くのと同時に、こういった当事者さんがコミュニケーションを取れるような場の大切さがわかりました。遠くでも参加したいと思えるような場を作れると良いなと感じます。今回のサロンでは緊張もあって、参加者の方とあまりコミュニケーションをとれなかったので、次回参加させていただくときには積極的にコミュニケーションを取りにいきたいです。(N.S.)
今回初めて失語症サロンに参加させていただきました。実際に当事者の方とお話ししながらゲームをしてみて、みなさんクリスマス会を楽しんでおられたのがとても印象に残りました。ゲーム中や、当事者さん同士の会話の中でサポートとしてどのように関わっているのか、実際にSTさんの行動や声掛けの仕方をみて学ぶことが多かったです。今回学んだことを活かして今後も、参加させていただきたいと思いました。(A.M.)