2019年11月9日
今回はキャリア形成学科から全学科対象科目として開講している「日本文化の理解」の授業に参加させていただき、外部講師お二人による王朝衣装の講義と衣紋(着付け)の実演を見学しました。
(https://www.koka.ac.jp/career/news/4246/)
十二単衣の衣紋の実演では、2本の紐のみを使い単衣、五つ衣、打衣、表着、唐衣の順に重ね着を整えていく所作の美しさ、襲(かさね)色目の美しさに見入っていました。
女性の十二単(唐衣裳装束)も男性の直衣(のうし)も本学所有のもので、「和のテイスト」ではメンバーがこの装束で衣紋を学び、講座で地域の皆さまにも披露して参りました。
https://www.koka.ac.jp/manabooo/year2015/wa2015/
http://www.koka.ac.jp/crc/archives/594
また、今回もお披露目はしていませんが、本学には天皇即位の際にも着装されていた男性の晴(ハレ)の装束 衣冠束帯(いかんそくたい)や、褻(ケ)の装束 狩衣(かりぎぬ)も揃っています。
有職故実にのっとった貴重な装束に直接触れて学べるのは、本学ならではの環境です。学生の皆さんには、このような体験学習を通してぜひ、日本の美の感性を知り、心の豊かさを身に付けてほしいと願っております。