2023年度 コミュニケーション支援プロジェクト

11/20 絵本の読み合わせ・表情作り@「加音」

2023年11月30日

11月20日(月)学生メンバー3名と加音を訪問しました。急に秋めいて来て、みなさんの体調は大丈夫かな?

 初めはいつもの絵本「どんなかお こんなかお」読み合わせです。参加者の皆さんが、積極的に色々な顔を作って参加してくれます。

 次は、どんぐりの顔作り。今回は、貼り付けるタイプの顔パーツはなしで、すべて参加者に自分で書いてもらうことにしていました。出来る!と思いながらも少し心配です。丸いテープをヒントにできるかと、「必要な人、手を挙げて」と呼びかけますが、欲しいと言った人は1人だけ。後の皆さんは、ペンの色選びからすべて自分でされました。この活動を始めたころは、隣の人が選ぶパーツをまねて作っていた人も、今回は、1人で独創的なお顔を作られました。それを見ていた職員さんも感激です。誰1人同じ顔はなくて、その人らしさが見える顔になりました。

 新しい絵本「どっしーん!」も盛り上がります。2匹の異なる動物が、どっしーんとぶつかって、あらあら身体が合体してしまいます。どんどん合体してどうなるのかなと思っていたら、蜂に刺されました。みんなで「あーだ こーだ」と想像を巡らせます。痛みで合体していた身体が離れました!めでたしめでたし。

 他にも「ぱっぱ らっぱ ぱー!」「できるかな?」も読んで、「どんぐりコロコロ」の歌も歌いました。

最後に、表情理解チェックリストで終わりました。これも、初めに比べて「え?」という絵を選んだ人はなく、納得のいく選び方ばかりでした。

絵本の力は素晴らしいですね。

失語症サロン「おこしやす」にいらっしゃいませんか

2023年10月31日

失語症訓練を受けている

失語症訓練を終え、自宅で過ごしている

ディサービス・ディケアに通っている

もっとお話しがしたいと思っている

そんな失語症の皆さん

失語症サロン「おこしやす」にいらっしゃいませんか。

一緒に話し合ったり、ゲームをしたりして、楽しい時間を過ごしましょう。

失語症サロン「おこしやす」

クリスマス会としますので、1500円程度のプレゼント交換をする予定です。

開催日時:令和5年12月16日(土)午後1時半~

場所:京都光華女子大学慈光館6階 太子堂

失語症サロンポスター20231216

10/16 ハロウィンをテーマに@「加音」

2023年10月30日

10月16日に「加音」を訪問しました。

9月の訪問が出来なかったので2か月ぶりです。皆さん、待っていてくださいました。毎回、表情作りをしていますが、みなさんが作られる表情がだんだん生き生きとしてきて、とても嬉しいです。

以下、学生の感想文です。

「約2か月振りの加音訪問でした。

毎回恒例の顔にまつわる絵本から始まり今月末のイベントであるハロウィンのオバケとカボチャの顔作り、「とりかえっこ」という鳴き声をとりかえっこする絵本、童謡「大きな栗の木の下で」を歌い、お題を食べ物に絞ったしりとりを行いました。

皆さんが積極的に身振りや手振りを行ってくださるので、とても嬉しい気持ちになりました。

オバケとカボチャの顔作りでは先生が作ってくださった顔のパーツを使い顔を完成させる方もいれば、ペンで自身の思うように顔を完成させる方もいました。

とても充実した時間になったと思います。

次回訪問時にも皆さんが楽しんでいただけるようなプログラムで充実した時間にできればなと思いました。」W.K.

「今回の加音さんへの訪問は前の訪問から2ヶ月くらい空いてしまいました。今回は10月という事でハロウィンをテーマにして色々なことをしました。

ゲームでは一緒に考えたり、絵本で笑ってくれたりなどとても楽しかったです。

次の訪問でも、もっと楽しんで貰えるようにしたいです。」W.Y.

 

9/5・9/7 「すももクラブ」訪問

2023年9月12日

地域活動支援センター「すももクラブ」を、9月7日訪問しました。

以下、参加した学生の報告(抜粋)です。

「利用者さんに質問しながら、先日あったバスケットボールの話や、スポーツの話を最初していました。中盤から前に出て自己紹介をして、質問を受けたり、質問させていただいたりしました。

自分のことを前でお話させていただく中で、自分が住んでいる土地の話になり、町の紹介をしました。また利用者さんからなぜ言語聴覚士をめざしたのか、将来どのような分野に進みたいかという質問を頂き、自分の思いを話させて頂きました。

実際に前に出てお話させていただいて、積極的に話を盛り上げてくださってとても楽しく過ごせました。前でまとめてくださったSTさんが、利用者さんが平等に話す機会を作っていたり、分かりやすく前に話をまとめていたりしていて、進んでいく中であらゆるところに気を使って、工夫して話されているように感じました。長くすももクラブを利用している方が多くいることを知り退院後の生活で人とお話する機会がとても重要であると思いました。私は、なぜすももクラブに通い始めたのかという質問をさせて頂き、STの紹介やワーカーの紹介、家族の紹介、人との関わりを求めて自分で調べたなど様々であると教えて頂きました。失語症は長く回復するため、患者さんと関わる中で退院後もサポートすることが重要であると感じました。」(A.M.)

「私は職員さんがお話されているのを見ながら利用者さんの反応に注視していましたが、みなさん興味を持ってお話を聞かれていて、利用者さんが本当に楽しんでおられるように感じました。私は午後によく何をされるか利用者さんに質問しました。回答は各々でやりたいことをやっているのが良いと感じました。介護福祉施設や訓練所等は人数が多いために決まったプログラムを行っていると思いますが、すももクラブは楽しみながら回復を促せる素晴らしい施設だと思いました。」(T.N.)

写真の代わりに「すもも瓦版」を紹介します。