2019年1月22日
小筆での「書」の学Boooがスタート、まずは「書」を学ぶためのイロハとして文房四宝(筆・墨・硯・紙)についての説明と運筆の確認をしていよいよ稽古、姿勢、筆の持ち方、力の入れ方等々、基礎基本が大切ですので、背筋を伸ばして「美しいたたずまい」で取組みました。
一つ目の課題として姓名を楷書の漢字で稽古しましたが、改めて一文字ひともじに学ぶ要素がたくさんあることを実感しました。
特に、それぞれに願いを込めて付けてもらった「なまえ」を丁寧に書くことは、自分自身を大切にすることでもあり、ちょっと深く言えば親御さんをはじめそのなまえを付けてくださった方への感謝を新たにすることでもあります。
社会に出たら人前で、また手紙や手続きの署名などで自分の姓名を書く機会も多くなります。
筆で書くことに親しんでおくと、ペンでも美しく書けるので、できるだけ機会を見つけて筆を持ってほしいと思います。
さらに仮名の稽古へと進み、テキストにある和歌などを鑑賞し、優雅、流麗な「やまともじ」に日本の美を感じながらお手本を臨書、メンバーは、夕方の教室で一日の終わりを墨の香りと静寂の中で、心静かに書に向き合っていました。
今回も配布した紙は、校門横に掲げている伝道掲示板の「今月のことば」の書き損じの和紙です。余白部分でも十分に稽古ができるので、手間をかけて作られている和紙を大事に使い切りました。道具を大切に扱うこと、紙をはじめモノを無駄なく使うことも「ありがとう」いうこころの美しさにつながります。
これからも「書」を通して、素晴らしい「和のこころ」も学んでいきましょう。
次回は、着物を自分で着付けることを学びます。