2015年度

右京区ふれあい祭りに参加しました

2015年10月24日

今回は去年も参加した右京区ふれあい祭りです。朝8時に大学に集まって、はるまきの準備をするグループと、先に現地へ向かいテントでの販売の準備をするグループに分かれ、開催時間まで過ごしました。

はるまきは初めて150本という大量の数に挑戦したため、売り切ることができるか少し不安はありましたが、始まってみると、この日は天気もよく、とても暖かかったのでたくさんの方が来られ、皆さんに買っていただき、無事完売することができました。買っていただいた方の中には、「美味しかったよ!」と
声を掛けてくださった方もいらして、本当に嬉しかったです(*^-^*) 鹿の角を使ったわなげも去年に引き続き行いましたが、小さい子たちはもちろん、大人の方たちにも大人気で楽しんでもらえました!!

shika10104_  shika10105_

このお祭りには3年続けて参加していますので、私たちの活動について知ってくださっている地元の方がだんだん増え、声をかけていただけたことはとても嬉しく励みになりました。出店している方々も本当に親切で、温かい雰囲気だといつも感じます。
右京区は私たちの主な活動場所なので、これからもずっと、参加し続けたいと思います!!!

shika10106_  shika10107_

次回は本学の「あかね祭」で鹿肉入りの「もみじカレー」を販売します。
是非たくさんの方に来ていただきたいです。

 

 

放送業界の視聴法を説明し 「12人の優しい日本人」を鑑賞しました

2015年10月22日

第2回目の学Booo。
多くの作品を視聴する必要がある放送業界志望者にとって必要な「芋づる式視聴法」を説明した後、今回の作品「12人の優しい日本人」の紹介。アメリカ映画「12人の怒れる男」をリスペクトした作品であること等を説明した後、早速視聴。

約2時間の視聴後は作品に仕掛けられたトラップについて解説。最後は全員の感想、ディスカッションで終了。視聴したい作品等があれば、申し出てほしい旨を述べて活動終了。お疲れさんでした~。

嵐山の魅力を再発見するマラソンイベント「嵐山シャルソン」を実施しました!

2015年10月18日

10月18日(日)、いよいよ嵐山シャルソンをが開催いたしました。
参加者は一般の方と本学学生・教員スタッフで70人以上!!

朝10時、本学で受付がスタート、次々と参加者が訪れました。受付の近くには第1番目の給○スポットとして協賛をいだいた㈱ミックコスモ様の「給美肌スポット」を設置、参加者の皆さまに美肌商品の
体験をしていただき、感想も寄せていただきました。

 syaruson10181_ syaruson10182_  syaruson10183_ 

参加者は嵐山シャルソン公式Tシャツを着用し、説明書と給○スポット一覧表を持ち、給水スポットではなく…給たこ焼きスポットや給クレープスポットなどの給○○スポットを回っていただきました。

syaruson10184_ syaruson10185_  syaruson10186_

給○○スポットは景勝地嵐山と、嵐電の始発駅「北野白梅町」、本学を結んだ三角の「嵐山シャルソンエリア」に13か所散らばっています。参加者の皆さんは全攻略を目指して、多くの給○○スポットを回っていただきました。

スタッフの本学学生 学Boooメンバーも実際に給○○スポットを回り、嵐山を満喫しました!

syaruson10188_  syaruson10189_

syaruson101810_  syaruson10187_

そして、嵐山のシャルソンを楽しんだ後は、本学で盛大にパーティーを行いました。
パーティーではスタッフが考えたオリジナルビンゴゲームや嵐山○×クイズ、スマフォットグランプリでとても盛り上がりました。参加者のほとんどが初対面にも関わらず、同じ嵐山シャルソンの参加者として交流を深めることができました。新たな交流が生まれることによって新しい出会い・学びが生まれる。
これこそが嵐山シャルソンの醍醐味です。

オリジナルビンゴでは、給○スポットでもらえるシールと、参加者の名前で、参加者の方が自分でオリジナルのビンゴカードを作っていただきました。ビンゴカードのマス目を埋めるために、参加者の名前を
記入する必要があるため、自然に参加者同士が名前を聞き合い、交流が生まれました。
嵐山○×クイズでは、参加者の方にしかわからないクイズで盛り上がりました。

スマフォットグランプリでは、参加者が嵐山で撮った写真の中からグランプリ1作、準グランプリ2作を
選出しました。グランプリの写真は、シャルソンの醍醐味である参加者同士の交流を表現している作品
でした。

syaruson101811_  syaruson101812_  syaruson101813_ 
    グランプリ作品               準グランプリ作品

パーティーのラストを締めくくるのは、華やかなファッションショーです。㈱フェリシモのファッションブランドhaco.様のご協力をいただき、本学学生メンバーがモデルとして出演しました。
学生たちが考えた嵐山お出かけコーデ、嵐山シャルソン公式Tシャツ活用コーデは、参加者の皆さんからも高評価をいただきました。

syaruson101814_  syaruson101815_  syaruson101816_

大成功に終わった嵐山シャルソン。
京都、嵐山という世界の人たちが憧れる素晴らしい地元と、その地元でお仕事をしている方々、参加者を結んで魅力を発見するこの企画。楽しそうな参加者の笑顔、「楽しかった」いう言葉。
それがスタッフとして企画した学Boooメンバーにとって、何よりも大切な思い出となりました。

今回給○スポットにご協力いただいたのは、次の皆さまです。
==========================================
給美肌       :ミックコスモ 様
給クレープ     :京クレープはんなり 様
給たこ焼き     :歌ぶ伎 様
給ホットドッグ   :京都どっぐ 様
給スイーツ     :ARINCO 様
給和菓子      :田井弥本舗 様
給水        :キネマ・キッチン 様
給ソフトクリーム  :サガパー 様
給ドリンク     :嵐山らすく 様 
給美術館      :日本一ちいちゃな美術館 様
給嵐山グルメ    :良彌(よしや) 様 
給ちょっと一服   :宇多野ユースホステル 様
給カフェ      :カフェcafé 様
==========================================

改めて、篤く御礼申し上げます。

私たちは、今回の良かったことと反省点をしっかりとチェックし、次回につなげたいと思います。
乞う !!  ご期待。。。

本学が所有する貴重な「王朝衣装(十二単衣・直衣)」を使っての着装研究が始まりました

2015年10月14日

今回からいよいよ「王朝衣装」の学びが始まりました。

本学では「王朝衣装」として、奈良・平安時代以降の公家の女性の晴れ装束である「女房装束」と、公家の男性の常着「直衣(のうし)装束」所蔵しています。

昭和56年、京都の大学ならではのホンモノの装束をと当時の短期大学家政科 野上俊子教授(現 名誉教授)が中心となり、風俗史の第一人者 江馬務先生の監修のもと、葵祭をはじめとする装束の制作をされている黒田装束店で誂えたものです。装束はもちろん、烏帽子・檜扇・襪(しとうず:後世の足袋)などすべて有職故実(ゆうそくこじつ)に則った大変貴重なものです。

wa10_  wa11_

wa12_  wa13_

この装束は長年、学生の授業と併せて一般の皆様にも着装の講座として公開して参りましたが、将来、
衣紋者(えもんじゃ: 着付けをする人)の後継者を養成するためにも、当「学Booo」メンバーと教職員が勉強を
していくことにいたしました。
まずはメンバーの文学科教授から、本学所蔵装束がどのようなものであるか、また資料を見ながら
古典の中に記されている衣装描写などを紹介した後、いよいよ着装へ。

wa14_  wa15_

ここからは衣紋の講師としてお願いした元短大助手の先生の指導です。先生は長年講座などでの衣紋を
担当していただいた方であり、「若い人たちが、この素晴らしい日本の伝統文化を理解し継承してくれるなら」とボランティアとしてお請けいただきました。 

wa16_  wa17_

初めてのことでもあり今回は女性の装束のみ、しかも髪(垂髪すいはつ)もつけず、お化粧もせずですが、
出来栄えはとても美しい「お方さま」(着装してもらう人)になっていました !!

まずは、装束の準備から。畳紙(たとうがみ・たとうし:敷紙のこと)を広げ、あれをここへ、それをそこへ。。。

wa18_  wa19_

続いて、装束の入っている帖紙(たとうがみ・たとうし:文庫紙とも)を置きます。正絹の装束はずしっと重く、
どこをどう持てばいいのやら。。。というメンバーもいましたが、だんだんと「扱い」も慣れてきました。

wa20_  wa21_

最初の「お方さま」は心理学科1年生・3年生、キャリア形成学科の2年生になってもらいました。衣紋者は全員が前方と後方の衣紋を交代にさせていただきました。衣紋者(今回は全員)がお方さまに正座をして礼、「礼に始まり、礼に終わる」のは、和の伝統文化ならではの基本姿勢です。

まずは小袖を着しますが、この段階ではお方様、まるで「衣紋掛け」の状態!! とりあえず立っています。。。右手に置いてあるのは緋色の長袴で一般には既婚者の色、未婚者が濃き色(濃い紫)と訊きました。この色は28歳以下とも。ちなみに表には見えない小袖も未婚者は濃き色にするとのこと、すべて意味があり、約束事が守られています。

wa22_  wa23_

長袴を着し、次はいよいよ上に着る装束に移り、単衣(ひとえ)の準備。

wa24_

装束の取り上げ方がまた関門で、先生の「袖口に小指をかけて、そことそこを持って云々」との指導に
メンバーも「???」となりながらも無事マスター、上手に持つことができました。ホッ。。。

wa25_  wa26_  wa27_

単衣からは衣紋紐2本のみで着付けていきます。
襟もとが動かないように抑えつつ、右袖から袖口を持って袖を伸ばし、前方がお方さまの右手を袖へ、
続いて左。前方が衣紋襞(箱ひだ)をとって襟を打ち合わせて胸の上の方から沿わせて衣紋紐を当て後方に
回し、背中心で交差して前に来て結ぶ、後方も衣紋襞をとって形を整える。次の装束を重ねて同じ動作を繰り返し、前方は先に結んだ衣紋紐を引き抜く。。。この繰り返しで打衣(うちぎぬ)→表着(うわぎ)まで着付けていきます。単衣・五衣(いつつぎぬ)とも呼ぶ袿(うちぎ)・打衣・表着までの合計8枚がこの着付け方です。

薄萌黄色(うすもえぎいろ)の単衣を着し、次がいよいよ袿、いわゆる五衣(いつつぎぬ)です。「山吹匂襲(やまぶきのにおいがさね)」という襲色目、黄色というより優しい桃色と朱色の間のような色合いの濃淡で、薄い色から濃い色へと重ね着していき、襟・袖・裾に美しいグラデーションができ上がっていきます。
袿の山吹の花の色の下に、控え目に見える単衣の葉の色、これこそ日本人の美意識と実感。。

wa28_  wa29_

wa30_  wa31_  wa32_

装束の持ち方を、早速先に習ったメンバーが次の人に伝授。人に教えることによって、自身の学びになることがいっぱいです。

wa33_  wa34_

wa35_  wa36_  wa37_

そして、打衣、表着へ。
お方さまの身長がいささか高く、着重ねて厚みもあり、装束を肩に掛けるのも「ヨッコイショ」で一同
小さく失笑。でも、ここまで来ると総力挙げての着付け、みんなのチームプレー、お見事でした。

 wa38_ wa39_

また楽しい会話が。。。誰かが山吹匂襲の袿のお方さまを「うわ~、人参やわ」と言って笑わせたあと、紅色(くれないいろ)の打衣を見て「うわうわ、人参から林檎やん!!」。
これには指導者もさすがに吹き出しました。学生の皆さん、襲色目の気品ある美しさを、ちゃんと表現してくださいね。

wa40_

持ち方も難しい唐衣(からぎぬ)の指導を受ける人の向こうのお方さま、両肘をメンバーに預けています。
そろそろ総重量30kg近くなってきた装束の重さにバテ気味で、二人に応援要請して「人間脇息」?! で
お寛ぎ中。固い友情と、伝統文化の重みを体感できたのではないでしょうか。
これだけの装束を身に着けて、平安時代の貴族は身のこなしも大変だったでしょうね。
お方さまの名言、「このまま立ってるし、誰か手押し車で運んで~~」。。。納得。

wa41_

最後に裳を着し、小腰という紐を前で結んで、すべての装束を固定することになります。懐紙を懐中し、檜扇を持って完了、衣紋者はお方さまに礼をして終了です。
記念撮影のあとは全員でお片付けですが、これがまた大変。たたみ方をきちんとしないと大切な装束を
痛めてしまいます。浴衣しかたたんだことのない人がほとんどでしたが、先生のご指導のもと、みんな一生懸命取り組みました。

本学には、触れる機会さえ得難い貴重な王朝衣装を、実際に着付けて学ぶという恵まれた環境があります。歴史・文化・服飾美の知識習得、衣紋の体得とともに、古来より日本人が大切にしてきた「美しさ」への感性を大いに磨いてほしいと願っています。

 wa42_  wa43_  wa44_

wa47_  wa45_  wa46_

以下の写真は唐衣・裳を省略した姿です。紐で固定していないので、一度着付けたそのままの容で脱いだ状態の「空蝉(うつせみ)」をまた次の人が袖を通して着ることができます。他のメンバーも着てみました。

wa51_  wa48_

wa49_  wa50_

 

「のせでんアートライン妙見の森2015」オープニングに参加しました

2015年10月10日

10月10日から11月23日まで能勢一帯で行われる「のせでんアートライン妙見の森2015」というイベントのオープニングに参加するため大阪府の能勢町へ行きました。昨年6月から4か月かけて撮影、編集してきた私たちの作品がいよいよ上映されるのです!2年生が中心となって夏休み中も頑張って編集した作品です。。

まず私たちは、ケーブルやリフトに乗って、イベント会場のひとつである妙見山に向かいました。
7月に能勢町を訪れたときは、ケーブルで下っているときに1匹の鹿に出会いましたが、今回はケーブルで上っているときに3匹の鹿に出会いました。やっぱり野生の鹿は多いのだなと改めて思いました。

妙見山では、昼前からオープニングセレモニーが行われました。今回 共同で映像作品を制作した、鹿肉料理研究家の林 真理さんが鹿肉キーマカレーを販売されているということで、少し販売のお手伝いをして、私たちもカレーをいただきました!ピリ辛でおいしかったです!(^^)

shika10101_ shika10102_ 

そのあと、私たちは阪急川西能勢口駅に行き、制作した映像作品がどのように放映されているのか見に行きました!駅の東改札口を出て左側にある里山インフォメーションセンターで上映されています。タイトルは「やるしかない!食べるしかない!~鹿の活用~」で、約8分の作品です。作品の中で、鹿被害の現状、なぜ鹿を食べるのか、鹿肉はとてもヘルシーな食材でおいしいことなど、私たちの活動内容と共に紹介しています。ひとりでも多くの人にこの映像を見てもらって、鹿の被害や鹿肉の活用について知ってもらえたらいいなと思いました。

shika10103_