2016年度 鹿肉大作戦 ~地域とつながるおいしか活動~

高野先生による講義「日本は鹿でいっぱい」、メンバーの再確認、今後のイベント参加予定、料理コンテストの報告

2016年7月22日

今回のミーティングは連絡や確認事項もたくさんありますが、鹿について勉強することがメインです。私たちの活動というと、学外へ出かけて鹿肉料理を販売することに目が行きがちです。鹿肉を普及するためにはこの活動は地道ですがとても大切だと考えています。これに加えて、この活動の拠点は大学、せっかくの活動をお祭りで終わらせないためにも少しは勉強が必要と以前から感じていました。

高野先生の講義では、鹿が増加した原因や被害の現状などについて写真やデータ、さらにはクイズで楽しくわかりやすく講義していただきました。できればこのような勉強に加えて、実際に被害にあっておられる方のお話をうかがうなどして、私たちが活動する意味をしっかりと理解してほしいと思います。

その後のミーティングでは、今後のイベント(北梅津敬老福祉祭り、右京区ふれあいフェスティバル、あかね祭)へのメンバーの参加予定を確認しました。今年度の新しいメニューは、メンバーからたくさんのメニューが提案された中から、「鹿肉のつみれスープ」と「コロッケ」に決定し、8月に試作を行う予定です。

京都滋賀学生ジビエ料理コンテストに参加

2016年7月2日

今日は京都滋賀学生ジビエ料理コンテストの本番。

会場は丹波口近くの大阪ガスディリパ京都。書類審査を通過した8チームが参加して、1時間で料理を完成させます。3人ともすごく緊張しているようでしたが、実際に料理が始まると、すごく手際よくて、みごと1番に完成しました。1時間でできなかったチームもあり、失格になりました。審査の結果、堂々の優秀賞、実質2位でした。このコンテストはキリンビール主催で、ビールに合う料理ということでしたので、おそらく揚げ物は有利。調理師学校の学生さんをおさえて2位になったこともびっくり、さらにうれしくなりました。審査員の方からは「とにかくおいしかった」と感想をいただきました。1番に調理を完成したこと、薬味に京都の黒七味を添えたこともプラスに働いたと思います。

調理室には3人しか入れず、応援に駆けつけてくださった先生方はモニターで応援でした。料理の最中にインタビューされても、あわてず笑顔でこたえているあたり、さすが、プレゼンで鍛えているな、という感じがしました。

3位までに入賞したチームのメニューは9月に「串しずか」というお店で販売されるとのこと。自分たちのメニューがお店で販売されるなんて、こんな嬉しいことはありません。鹿肉大作戦 第5回実施報告写真⑤ 鹿肉大作戦 第5回実施報告写真③ 鹿肉大作戦 第5回実施報告写真② 鹿肉大作戦 第5回実施報告写真①鹿肉大作戦 第5回実施報告写真④

7月のジビエ料理コンテストの準備、9月の敬老福祉祭りへの参加

2016年6月24日

今回は7月のジビエ料理コンテストの準備と9月の敬老福祉祭りへの参加について相談しました。

ジビエ料理コンテストは6月初旬に書類審査を通過し、7月の決勝審査に進むことになり、その準備について打ち合わせを行いました。メニューは「ゴロゴロ鹿肉とたっぷり野菜の春巻き」。このメニューは去年の先輩が考えた春巻きに、さらにコンテスト用に工夫を加えたものです。鹿肉はミンチ肉ではなく、モモ肉の塊をフードプロセッサーにかけて、食べたときに鹿肉の味と触感が楽しめるようにした点と、京野菜の万願寺唐辛子と黒本しめじを加えた点です。これに黒七味を添えることにより、さらにおいしく仕上がりました。

コンテスト参加メンバーは3人、当日は1時間で10人分の料理を仕上げなければならないので、翌週3人で練習をすることに決めました。

敬老福祉祭りは今年で3年目の参加ですが、この地域性なのか高齢の方だからなのか、毎年ほかのイベントよりも鹿肉に対する拒否反応が強いように感じていました。そこで、やわらかくて食べやすいメニューが良いということになり、コロッケを販売することに決めました。7月はメンバーがなかなか揃わないので、8月25日に試作を行うことにし、それまでに各自おいしいレシピを探してくることにしました。

右京区まちづくり支援制度公開プレゼンテーションに参加しました

2016年6月10日

今年も昨年に引き続き、右京区まちづくり支援制度に応募しました。
書類は5月にすでに提出しており、今日は公開プレゼンテーションです。場所はサンサ右京。順番のくじを引くと11組中7番めでした。

昨年の活動紹介、今年の活動予定と今年の活動のポイント、それに関わる予算について、審査員、来場者約50人ほどの前で2年生が5分間のプレゼンを行いました。
鹿肉大作戦 ~地域とつながるおいしか活動~はあちこちで自分たちの活動についてプレゼンをする機会が多く、まったく心配なくプレゼンをこなしました。
審査員の方も鹿肉大作戦 ~地域とつながるおいしか活動~の活動をよく知ってくださっているため、質問はこれまでの活動でつながりができたグループとどのようにコラボを実現していくかという点に絞られました。
今年は京都学園大の「京學堂」さんとのコラボ、嵯峨・木のこころ「風」さんとのコラボに取り組んでいきたいと考えており、地域に密着しながら、料理提供以外の新しいかたちでの鹿肉の普及を企画していきたいと返答しました。

内容が独創的で参加したいなあと思う企画があったり、同じ京北地域での活動を企画しているグループもあり、みんな頑張っていて刺激を受けた一日でした。みんなでご飯を食べて帰りました。

キリンビール主催 「ジビエ×キリン一番搾り=里山料理コンテスト」にむけての講習会に参加!

2016年5月23日

今回は、7月開催の「ジビエ×キリン一番搾り=里山料理コンテスト」にむけてのジビエ料理の講習会に参加しました。
場所は御所の近く、同志社大学大学院総合政策科学研究科京町屋キャンパス「江湖館」です。
学生ジビエ料理コンテストといっても、学生はジビエ料理を食べた経験がないので、ジビエに関する講習会が開かれたのです。

まず、同志社大学政策科学部教授の今里先生から鹿被害の現状についてのお話があり、そのあとレストランカナールオーナーシェフの中西さんから鹿肉の火の入れ方についての実演がありました。
京町屋の会場は参加学生でいっぱい、ジビエに興味のある男子学生が多かったです。

鹿肉のお手軽な調理方法として紹介されたのは、炊飯器を利用した鹿肉のロースト?でした。ジップロックに、表面に軽く焼き色をつけた鹿肉と調味液を入れてストローで空気を吸い出し真空に似た状態にします。
炊飯器に水を入れて保温状態(70℃)を保ち、そのなかに40分漬けておくという方法です。
肉を切ってみると内側はほんのりピンク色で、試食してみると柔らかくてびっくりしました!
お肉が出来上がるのを待つ間に鹿肉の特徴をいろいろ教えていただきました。

中には鹿肉の出汁のラーメンを考えているという人や、鹿肉のハンバーガーを考えているという人もいて、どんなメニューがでてくるのか、とても楽しみになりました。

鹿肉に興味を持っている人がこんなにたくさんいることに驚きましたし、鹿肉の調理の経験はたぶんここに集まった学生の中で一番だろうと思いますし、コンテストに応募して負けたらまずいかも…と思いながら、帰りには大人はビール、未成年の学生はジュースのお土産をもらって帰りました。