2019年度

第6回KOKA☆オレンジサロン開催

2019年9月21日

「第6 KOKA☆オレンジサロン」を921日に本校で開催しました。

当日はあいにくの天気の中、20名以上の方々にご参加いただきました。
今回も前回と同様に、右京区で活動されているすこやか元気サポーターさんのご協力の下、オレンジサロンを開催することができました。

 

恒例のマック小田のマジックショーから始まり、和気あいあいとした雰囲気で始まりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サポーターの方々より、「運動」と「脳トレ」を教えていただきました。頭を使いながら両手バラバラの動きをしたり、椅子に座りながら脚を上げる運動などを行いました。

運動のあとは通常よりも飲み込みやすく作られた「やわらか和菓子」を提供しました。
今回は「みたらし団子」を召し上がっていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、歯科医師の中川先生より、「オーラルフレイル」についてお話いただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フレイルについて詳しくご説明いただいたあと実際の歯周病などの写真も拝見し、いつまでも食べ物をおいしく食べられるよう口腔の機能を維持することの大切さを実感しました。

私は食べる力を保ち鍛えるために、食事の前に3分ほどで行える「発声と嚥下体操」の実演を行い、参加者の方々も一緒に実践していただきました。首や肩周りの筋肉をほぐしたり、舌を動かすことで食べやすくなります。今回は、口の筋肉をほぐすために口をすぼめてできるだけ長く息を吐き続ける、口すぼめ呼吸も紹介させていただきました。

人前に立って見本を見せるときにどうしたら伝わりやすいかなどを考えることができ、貴重な経験となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に発声練習を兼ね、秋にふさわしい「月」と「いつでも夢を」を全員で合唱し、閉会となりました。

今回ご参加いただいた皆様のご意見をもとに、これからもより良い「KOKA☆オレンジサロン」を目指して参ります。

 (言語聴覚専攻2S)

鹿肉の勉強会

2019年9月20日

8月9日に行った宮本氏へのヒヤリングのなかで、宮本さんから鹿肉の提供と勉強会の開催の提案をいただいたので、勉強会を開催しました。

猟師の宮本さんは自分で鹿を解体するため、鹿の肉の部位の特徴などを熟知されており、当日は骨付きのもも肉、というか前足と後ろ足と、背中の部分の肉(ヒレ肉)を持ってきてくださいました。これまでは業者から冷凍で肉の塊を購入していましたので、このようなもともとの動物の形がわかるお肉ははじめてで、この活動がただ料理を楽しむだけではないことを改めて感じ入りました。

宮本さんからは、どのようにして鹿を捕獲するか、どうすれば美味しい肉になるか(迅速に放血することが重要)、後ろ足の動かし方と筋肉の付き方や動き、肉の部位別の特徴やそれに合う料理など、本当にいろいろなことを教えていただき、大変貴重な体験になりました。

 

10/12「親子で鹿肉餃子つくり」のための打ち合わせと下見

2019年9月10日

今年度の新イベントである児童館での「親子で鹿肉餃子つくり」の打ち合わせのため、太秦児童館を訪問しました。

京しかミーツの活動の目的や活動内容などを説明すると、児童館館長は私たちの活動を理解してくださり、また児童館としては親子で行う食育活動として開催する方向で相談を進めました。

スケジュール、募集人数、餃子の作り方や一人分の分量、材料や器具の準備などについて、打ち合わせを行いました。

その中でも一番気をつけなければならないことは衛生管理で、手洗い、アルコールでの消毒、鹿肉の扱いなどについて確認を行いました。

募集は児童館のおたよりでしていただくことになり、児童館の方々も楽しみにしてくれていました。

「出張KOKA☆オレンジサロン」を開催しました

2019年8月30日

8月27日に「訪問看護ステーションにしお」さん、
8月30日に「コミュニティサロンいきいき」さんにお邪魔して、
「出張KOKA☆オレンジサロン」を開催しました。

 

「訪問看護ステーションにしお」さんでは、最初は二人一組になって数分間の交流をした後、交流をした相手のことを紹介する、『隣の人紹介』をしました。
和気あいあいとした交流の時間を過ごすことができ、良い企画となりました。

次に体ほぐしとして、茶つぼの手遊びと紙風船バレーを行いました。
私は茶つぼを前に立って説明し、皆さんと一緒にやりました。
緊張しましたが、皆さんの「できて嬉しい」「難しかった」などの感想を聞くこと、笑顔を見ることができ、とても嬉しかったです。

紙風船バレーは白熱し、楽しんでいただくことができました。

その後、おいしく食べる力を保ち、鍛えるための嚥下体操を参加者の皆さんと一緒に実践しました。

また、簡単にできる呼吸訓練として、ストローをコップの水の中に入れて、息を吹いてブクブクと泡立てるブローイング法についてもご紹介しました。
ブローイング法では長さと太さが異なる2種類のストローを使って、どのような違いがあるのかを体感していただきました。

そして、発声練習を兼ねて「海」と「憧れのハワイ航路」を全員で合唱しました。
私が担当した「海」の合唱では、呼吸の力を鍛えるために歌詞の最後を長く伸ばして歌いました。
皆さん明るく、楽しそうに歌っておられて、私自身も楽しく歌うことができました。

最後にやわらか和菓子(やわらかしそ餅)を提供しました。
皆さんから「食べやすくて良い」「甘過ぎなくて美味しい」などの嬉しいをお言葉をいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「コミュニティサロンいきいき」さんでは、オレンジサロンで恒例のマック小田のマジックショーを行い、皆さんに参加していただくマジックがたくさんあり、楽しんでいただけました。

次に、嚥下体操・ブローイング法、その後、発声練習を兼ねてことば遊びと歌の合唱をしました。

ことば遊びでは私が前に立って説明し、「かっぱ」と「ことこ」を手拍子に合わせて全員でリズム良く言いました。
ことば遊びでは「言えて良かった」「早口言葉みたいで難しかった」などの感想を聞くことができ、盛り上がりました。

歌は「ふじの山」と「憧れのハワイ航路」を合唱しました。
歌の合唱では皆さんが笑顔で歌ってくださり、私も笑顔で歌うことができました。
どちらも全員で楽しんで行うことができ、嬉しかったです。

 

言語聴覚専攻1年 N

就労支援B型事業所「トークゆうゆう」を訪問しました

2019年8月9日

(参加学生1)

三田市の「トークゆうゆう」へお伺いしました。

2年前の4月に行われた新入生一泊研修で、まだ入学して間もない私たちを温かく迎えてくださった、失語症を持つ方々です。

一泊研修でもお会いしている、ある方に言われたことが印象に残りました。
「あの時は、学生さん、ほとんど喋らなかったよね。でも今日は、いっぱい喋ってる。」と言われたのです。
「正直、この学生さんたち大丈夫かな?と思った。」とのことでした。
一泊研修のときの私たちは、失語症というものがどういうもので、どのようなことに配慮しながら話せば良いのかを全く知りませんでした。
入学したばかりの緊張もあり、活発な発言は全くありませんでした。

そんな私たちも3年生になりました。自分たちでは、成長しているかはほとんど実感できません。
しかし、今回の訪問で、2年ぶりにお会いした方に成長を認めてもらえた気がしました。
私たちは今、目の前の実習や国試のために頑張っています。
でも、その先には、私たちがSTとして関わるであろうたくさんの方がおられます。
それも見据えて、今、しっかりと勉強しないといけないと強く思いました。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(参加学生2)

トークゆうゆうでは、当事者の方とフリートークをさせていただきました。

当事者の方が作られた作品をたくさん見せていただき、細かい作業部分が見られ、感動しました。
失語症の方は、右脳が活性化すると聞いたことがあったので、こういう事なんだと実感しました。

フリートークは、自分から引き出すのが難しく、まだまだ未熟だと感じました。
当事者の方の好きな事などを話すことで、自らたくさん話してくださったり、お話を膨らませることができたりすると学んだので、実習に向けてコミュケーション力をつけるために、自分から沢山話しかけていきたいと感じました。